安全管理システム(SMS:Safety Management System)の概要
安全管理のための能動的かつ統合的な活動を扱い、組織の経営管理システムの一部として統合・管理されており、組織の構造、利用可能資源、従業員の責任分担、権限・任務、意思決定及び管理手続きが含まれています。
仁川国際空港安全ポリシー
仁川国際空港安全管理システム(SMS)
安全ポリシー
安全は空港運営のコアバリューであり、絶え間ない革新を通じて達成すべき最優先目標である。
- 01. 国民に信頼される安全な空港運営のために
空港の安全が公社及び関連会社の従業員全員の責任であることを認識し、誰もが安心して利用できる空港セーフティネットを構築する。
- 02. 開かれた安全文化の普及のために
安全情報の共有を奨励し、空港安全の危険要因を発掘・改善することで、処罰をしない原則に基づいて安全報告制度の運営により、自由なコミュニケーションを活性化する。
- 03. 公正かつ透明な安全管理のために
安全規定と手順を誠実に遵守し、故意の違反行為に対する徹底した安全調査及び原因究明により、正しい安全秩序を確立する。
- 04. 先制的な航空事故防止のために
体系的で一元化された安全組織の運営と資源の活用で、協力的な安全活動により航空機の安全運航を確保し、円滑な航空交通の流れを維持する。
- 05. 安全管理システムの改善と発展のために
最高レベルの安全管理能力の強化や持続的な革新により世界空港産業をリードできるように努力する。
仁川国際空港公社
社長 李 鶴 宰
安全目標の管理対象
分野 | 安全指標 | 指標の定義 | ||
---|---|---|---|---|
空港の運営 | 航空安全障害 | 航空機の地上での 接触事故 |
航空機同士の接触事故 | 地上での操業中に起きた誘導路または係留施設での航空機同士の接触・衝突事故件数 |
航空機と 装備・車両との接触事故 |
地上での操業中、航空機が移動中の車両・装備等と衝突したり、車両や装備等が移動中の航空機に衝突した件数 | |||
滑走路への侵入(航空機を除く) | 車両や人などが許可なく、または誤った許可により航空機の離着陸の安全のために指定された保護区域または滑走路に侵入したけれども、他の航空機の運航の安全に支障を及ぼさなかった場合 | |||
空港機能障害 | 韓国内の空港移動地域の不適切な管理状態(航空灯火の障害・移動地域の損傷・火災・異物など)により、航空機の運航に支障を及ぼした場合 | |||
地上事故 | 保護区域内 人的・物的被害 | 保護区域で人・施設・車両などにより人的被害が発生したり、航空機・施設・車両などに物的被害が発生した場合 | ||
航行援助施設 | 航行援助施設の 障害時間 |
運営時間100万時間あたりの航行安全施設の障害発生時間 | ||
航空交通 | 事故・準事故 | 係留施設管制業務の帰責事由による航空機事故および準事故の件数 |
お問い合わせ
- Tel: +082-32-741-2642
- 担当部署: 安全管理チーム